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【ブックレビュー】アロマテラピーのための84の精油

10/12/2020

 

芳香植物の「物語」を読んでいるようで楽しいですよ。

 

 

芳香植物と人が紡いできた歴史を知り
精油の知識を深める一冊

 

「アロマテラピーのための84の精油」は、1992年12月にフレグランスジャーナル社より出版されました。

 

著書は、世界で最も歴史のあるアロマセラピストの団体、国際芳香療法家連盟(International Federation of Aromatherapists /IFA)有力メンバーのワンダ・セラー氏です。

 

翻訳は、日本に初めてアロマテラピーを紹介された高山林太郎氏。

 

高山氏は、1985年にイギリスの芳香療法家ロバート・ティスランド氏の著した「アロマテラピー<芳香療法>の理論と実際」を皮切りに、多数のアロマテラピー専門書を翻訳された日本のアロマテラピー普及の立役者の一人です。

 

全195ページ中168ページが各精油(84種)のプロフィールであり、学名などの基本情報から、植物としての特徴、注意事項、体、心、肌に及ぼす作用などが記載されています。

 

当時、どのような症例に使われていたかなどが具体的に記述されており、アロマテラピーを実践されている方には興味深く楽しめる内容となっています。

 

また、その精油(又は植物)の歴史や神話についても書かれており、精油の個性をより深く知ることができる点は精油の落とし込みの一助になるかと思います。

 

文末には精油の作用一覧がついており、精油選択の際に参考になります。

 

なお、アロマテラピーの利用法については、翻訳者のあとがきに収納されていますので、初心者よりは精油の知識を深めたい上級者向けの書籍です。

 

1992年時点での最新情報であり、現在では役に立たない部分はあるかもしれません。

 

しかしながら、精油がどのように活用されてきたか、その歴史を知り理解を深めるのにとても貴重で有益な一冊だと思います。

 

 

 

 

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