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カレンデュラオイル(浸出油)の使い方&作り方

18/06/2020

カレンデュラオイル(浸出油)の使い方&作り方

 

映画『リメンバー・ミー』で、さまざまなシーンで美しく描かれている鮮やかな黄金色のマリーゴールド。

 

 

 

映画を見て以来、マリーゴールドが恋しくなり、今回久しぶりにカレンデュラオイルを手作りしてみました。

 

美しい色にうっとり…。

 

 

 

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仕込んでから2週間。 カレンデュラオイルが完成です。 少しずつ色づいていくオイルは、見ているのも楽しかった💕 仕上がりはまさに黄金色✨ 香りは…確かにメディシナル🤭😂 カレンデュラオイル🌼 ・カレンデュラというハーブを漬け込んで有効成分を溶出させたオイルです。 ・皮膚や粘膜の炎症を最小限に抑え、回復を促す効果に優れています。 ・赤ちゃんからお年寄りまで幅広く使えます。 今回は肌荒れ(おそらくアトピー )がひどい家族に。 ジャーマンカモミールで作った化粧水と合わせて使う予定🌿 ※作り方や期待できる効果など、詳細については追ってブログでご紹介します。 プロフィールからURLよりご確認ください。 #アロマ好きな人と繋がりたい #アロマ講座 #カレンデュラ #インフューズドオイル

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カレンデュラオイルは、マリーゴールドを植物油に浸して作られたオイルです。

 

妊娠線の予防効果をはじめ赤ちゃんのおむつかぶれにも使えることから、マタニティ雑誌に取り上げられたこともあります。

 

今回は、その効果・効能や手作りする場合の手順について解説していきます。

 

 

こんな方におすすめ

  • カレンデュラってなあに?
  • 浸出油とは?キャリアオイルとはどう違うの?
  • カレンデュラオイルの効果・効能は?
  • カレンデュラオイルはどう使えばいい?
  • 手作りすることもできるの?作り方を教えて!

 

目次よりお好きな項目からご覧いただくこともできます。

 

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アロマテラピーの効果が気になる方は先にこちらをどうぞ

 

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※カレンデュラオイルは薬ではなく、ここで紹介している活用法は医療の代わりになるものではありません。

使用にあたっては、自己責任においてお楽しみくださいますようお願いいたします。

妊娠中や慢性的な病気のある、服用中の薬がある場合など、健康状態が気になる際は必ずあらかじめ医師にご相談ください。

 

 

そもそもカレンデュラとは?実は広く知られている花

 

カレンデュラの別名はマリーゴールド

 

和名はトウキンセンカ(またはキンセンカ、ポットマリーゴールドなど)といいます。

 

キク科の1年草で、カレンデュリン、サポニンなどの有用成分を含みます。

 

鮮やかなオレンジ色の花弁には、ルテイン、リコピンをはじめとしたカロテノイドが豊富に含まれています

 

 

カロテノイドとは黄・橙・紅色の脂溶性の天然色素です。

 

 

ルテイン、リコピンには強力な活性酸素消去能(いわゆる抗酸化力)や発がん抑制作用が報告されています。

さらにフラボノイド(クエルセチン)なども含まれているため、傷ついた皮膚や粘膜を修復、保護する作用があります。

 

 

なお、学名はCalendula officinalis。

 

ハーブとして使うときには、他の品種と混同しないよう学名にちなんでカレンデュラと呼びます

 

 

皮膚や粘膜を守る効果の高いハーブです。

さまざまな肌のトラブルに、子どもから高齢者まで使えます。

 

 

学名:Calendula officinalis

別名:マリーゴールド

和名:トウキンセンカ

科名:キク科

使用部位:花部

おもな作用:皮膚や粘膜の修復、炎症を抑える、抗菌、抗真菌

 

 

浸出油(インフューズドオイル)とは?

 

ハーブはさまざまな形で生活に取り入れることができます。

 

例えば、ハーブの有効成分を熱湯又は水で抽出したものがハーブティー

 

 

ハーブティーは飲むだけでなく、湿布にしたり、そのままお風呂に入れて入浴剤として使うこともできます。

 

 

ルコールで抽出したものはハーブチンキ

 

そして、ハーブを植物油に浸すことで、植物に含まれる脂溶性(油に溶ける性質)成分を植物油に溶出させたものを「浸出油(インフューズドオイル)」といいます

 

 

アロマテラピーでは、精油を原液で使うのではなく、植物油の種子や果実から抽出した植物油で希釈して用います

この希釈に使う植物油をキャリアオイルと呼びます。

精油を体内に運ぶもの(carry=carrier)という意味から名づけられました。

 

 

浸出油を作る方法は2つあり、抽出したい成分の種類によって使い分けます。

 

 

常温で行う冷浸法れいしんほう

 

抽出したい成分が常温で取り出せる場合は、冷浸法れいしんほうで作ります。

 

カレンデュラやセントジョーンズワートは、主に配糖類やビタミン、フラボノイドが有効成分であるためこの方法が適しています。

 

 

熱を加える温浸法おんしんほう

 

熱を加えながら行うのは温浸法おんしんほうです。

 

芳香成分(精油)を取り出したいときはこの方法が適しています。

 

ローマンカモミールやローズマリーなどはこの方法で浸出油を作ります。

 

 

浸出油はそのまま肌に使うこともできますし、クリームなどコスメ作りに使うこともできます。

ニキビ跡のケアには直接塗って使います。

 

 

傷や皮膚の炎症を最小限に抑え回復を促す
カレンデュラオイルの効果・効能

 

カレンデュラオイルは、カレンデュラの花をひまわり油などの植物油に2~3週間漬け込み、太陽の熱で有効成分を浸出させたものです。

 

カレンデュラに含まれる有効成分ルテイン・リコピンが溶出するため、この浸出油は淡橙色をしています。

 

鎮痛作用抗炎症作用があり、皮膚を再生して傷を癒す効果に優れ、痛痒い肌、荒れた肌、日焼け、やけどのあと、炎症や湿疹がある敏感肌を落ち着かせます

 

赤ちゃんのおむつかぶれ、湿疹、授乳時のお母さんの乳頭(授乳直前にはオイルをふき取ること)、切り傷のケアに使われます

 

抗菌力も強く、塗布した部分を清潔に保つこともでき、主にハーブチンキやクリームの形で活用されます。

 

カレンデュラオイルで作られたミツロウクリームは万能軟膏の名前で知られています。

 

こんなときに:アトピー、乾燥肌、目の周りと唇の乾燥、妊娠線予防、子どものあせも・おむつかぶれ

 

 

学名:Calendula officinalis(カレンドゥラ オフィキナリス)

主な産地:イギリス、オーストラリア、フランス、地中海沿岸

抽出方法:花をオリーブ油(またはひまわり油)に浸す

浸透性:普通

感触:やや粘性あり(ベースとなる脂の性質による)

香り:薬のような独特な香り(ブレンド向き)

使用期限の目安:開封後2~3か月 (取扱説明書の記載をご確認ください。)

 

 

 

 

 

カレンデュラオイルを手作りしてみよう♪

 

カレンデュラオイルは手作りすることもできます。

 

今回私は肌なじみが良く、肌の若返りを助ける作用のあるマカダミアナッツオイルで作ってみました。

 

ナッツアレルギーのある方は、念のためオリーブオイルなどほかの植物油を選びましょう。

 

 

材料(できあがり約60ml分)

  • ドライハーブ(カレンデュラ)3~5g
  • 植物油(マカダミアナッツオイル)約70ml
  • 100mlサイズのガラス容器(蓋つき・漬け込み用)
  • 100mlサイズのビーカー
  • 遮光ガラス保存容器
  • キッチンペーパー
  • 日付ラベル(2枚)

 

 

私は、漬け込み用のガラス容器にジャムの瓶を使っています。

ハーブや植物油の分量に合わせたサイズのものがよりいいですね。

保存容器は、植物油が入っていた瓶を洗浄・消毒して再利用しました。

 

 

作業工程についてはインスタの写真でご覧いただけます。

 

 

なお、オリーブオイルで作る場合は、食用ではなく化粧品グレードのものを選ぶようにしましょう。

 

 

食用オイルは毒性物質は取り除かれていますが、ある程度の不純物が残っています。

なぜなら、味覚物質は不純物に含まれ、すべて取り除かれると味がなくなってしまうから

食べる分にはOKな不純物も肌に付着すると刺激になるものもあるので、化粧品グレードのものが安全です

 

 

事前の準備

 

使用する容器(保存容器含め)は雑菌が入るのも防ぐために使用前に必ず以下のいずれかの方法で消毒しましょう。

 

 

煮沸消毒

 

鍋を使って煮沸します。

 

鍋に容器がすべて浸る量の水を入れた後、容器(耐熱)を入れ火にかけます。

 

15分煮沸した後、お湯から容器を取り出し、ほこりがつかないように自然乾燥させます。

 

 

フキンは雑菌がつきやすいので使わないようにしましょう。

 

 

アルコール消毒

 

ウォッカやホワイトリカー、無水エタノールなどアルコール度数が35度以上のアルコールで消毒します。

 

容器の8分目まで程アルコールを注ぎ入れ、蓋をしてから容器を振ります。

 

あとはアルコールを捨て、ほこりがつかないように自然乾燥させます。

 

 

カレンデュラオイルの作り方

 

1.漬け込み用容器に植物油とドライハーブを入れます。

 

大事なことは、全てのドライハーブが植物油に浸ること。

 

手元にある量が少ないものから入れて、全てのドライハーブが浸かる量に調製しましょう。

 

 

私が使用したものはこちらで、マリーゴールドの色がとても鮮やかです。

 

30gはなかなかの量ですが、少量買うよりお得ですし化粧水に使うチンキも作ろう!と思い切りって購入。

 

植物油を入れた後にカレンデュラを入れていきました。

 

 

 

 

人の皮脂に似た構造を持ち、乾燥肌・衰えが気になる肌に向くマカダミアナッツオイル

 

酸化しにくい点も便利ですね。

 

なお、ナッツアレルギーのある方は、オリーブオイルなどほかの植物油を選びましょう。

 


 

 

2.容器のふたをしっかりと閉めた後、軽く振ります。

 

 

3.容器に日付ラベルを貼ります。

 

温めると成分が溶出しやすくなるため、日当たりの良い場所に2週間置いておきます

 

その間、ハーブの成分を溶出しやすくするために、1日1回容器を軽く振ります

 

 

少しづつオイルが黄金色に色づいていきます。

出窓において日に当てていると、見た目も鮮やかでとてもキレイなんですよ♪

 

 

4.ビーカーの口にキッチンペーパーをかぶせ、中央をくぼませます。

 

そこに「3」を全て注いで越します。

 

5.キッチンペーパーを手で搾り、浸出油を搾りきります。

 

私はキッチンペーパーの触れない部分をホチキスでとめ、しばらく時間をおいて油分を残さないよう搾り切りました。

 

 

6.絞ったオイルを保存容器に入れて蓋をします。

 

 

7.日付ラベルを貼ってできあがり。

 

スキンケアにオイルを取り入れるときにとーっても大切なこと!

 

スキンケアの最後にオイルを使うとき、大切なのはその分量です。

 

皮脂は自然に分泌されるもので、多く塗りすぎるとニキビの原因になったり酸化による肌の老化を促進させる心配があります。

 

できれば1~2滴を薄ーく伸ばすのがベストです。

 

 

ですから、顔に使う場合はポンプではなくドロッパー付きの容器に入れておくとちょうどいいですね。

手に化粧水を取り、そこに1~2滴落とし、水とオイルを良くなじませてから肌に塗ってみてください。

自分の肌に合うときオイルはその量で充分もっちりと潤います。

 

 

そんな少量でいいなんてコスパ抜群!

あ、でも植物油を買うときは、期限内に使いきる量って注意しなくてはいけませんね!

 

 

カレンデュラオイルの保存方法

 

遮光ガラス保存容器のまま、冷暗所で保存します。

 

3か月以内に使用するようにしましょう。

 

雑菌が入らないように気を付けましょう。

 

 

浸出油を作るときは、使用する植物油の酸化を防ぐために小麦胚芽油を添加することもできます。

加える量は植物油全体量の10%(70mlで作る場合は7ml)にしましょう。

 

 

 

 

カレンデュラが使われている製品はこちら

 

ヴェレダはナチュラル・オーガニックコスメブランドのパイオニアとして、世界50カ国以上で愛されているブランドです。

 

スキンケアやボディケア、ベビーなど幅広いアイテムを取り揃えており、高品質な商品は安心して使うことができます。

 

 

 

 

 

 

 

【必読】アロマテラピーのルール

 

カレンデュラオイルに精油を入れる(アロマテラピーを行う)際には下記を守りましょう。

 

アロマテラピーのルール

  • 原液を皮膚につけないようにしましょう。
  • 精油を飲用しないようにしましょう。
  • 精油が目など粘膜部分に触れないようにしましょう。
  • 火気に注意しましょう。
  • 子どもやペットの手の届かない場所に保管しましょう。
  • 定期的に使用状況をチェックしましょう。

 

また、お子様や高齢者、妊娠中の方には考慮していただきたい項目がありますので、こちらをあわせてご一読ください。

 

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おわりに カレンデュラオイル(浸出油)の魅力

 

カレンデュラオイルは、傷や皮膚の炎症を最小限に抑え、回復を促す作用に優れています。

 

精油がなくともカレンデュラの有効成分がたっぷり含まれ、妊娠線の予防や赤ちゃんの肌トラブルに幅広く使えてとても便利です。

 

ぜひ上手に活用してみてください。

 

 

 

 

なお、赤ちゃんのおむつかぶれには、カモミールティー(ジャーマンカモミールの浸剤)も使えます。

おむつ替えの時、カモミールティーに浸して作ったおしぼりで拭いてあげるとカブレにくいんだとか。

ハーブを上手に暮らしに活かしてみてください。

 

 

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