Carrier oil

ホホバオイルに期待できる効果とは

22/07/2020

ホホバオイルに期待できる効果

 

ホホバオイルは扱いやすく持ちがよいとても便利なオイルです。

 

ホホバオイルって名前は知ってます!

 

とても扱いやすいから1本持っておくと便利なオイルよ。

今回はスイートアーモンドとの違いも併せて説明するわね。

 

アロマセラピストがこんな疑問にお答えします

  • ホホバってどんな植物?
  • ホホバオイルの効果・効能を教えて!
  • ベビーマッサージに使える?ベビーオイルとどちらがいい?
  • どんな使い方ができるオイル?
  • スイートアーモンドオイルとの違いは?

 

目次よりお好きな項目からご覧いただくこともできます。

 

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ホホバはとっても強い生命力を持つ植物

 

ホホバは南米原産で砂漠地帯に自生する植物です。

 

アメリカの半砂漠地帯で栽培されているツゲ科の植物です。

 

元々は南米原産で砂漠地帯に自生しており、灼熱の砂漠という厳しい環境でも生き延びることができます。

 

年間たったの20mlの降雨量でも育つほど強い植物です。

 

青緑色の分厚くざらついた葉が水分蒸発を防いでいます。

 

ホホバの樹齢は非常に長く、強い生命力をもつことで知られています。

 

オリーブの実大の種子(ナッツ)はオイルを含んではいませんが、約50%のワックスを含んでおり、これを採取したものがホホバオイルです。

 

 

 

実はオイルではない?ホホバオイルの特徴

 

ホホバの種子に含まれる成分はワックスです。

 

ホホバオイルは常温では液体ですが、成分的にはオイルではなく植物性の液体ロウ(ワックス)です。

 

そのため、ホホバワックスと呼ばれることもあります。

 

人の皮脂にはワックスエステル(ロウ成分)が含まれており、皮膚を守るバリア機能と同時に体内から水分の損失を防ぐ保湿機能を持っています。

 

このワックスエステルが失われていくと、肌の乾燥や荒れが進んでしまいます。

 

ホホバオイルはこのワックスエステルが成分のほとんどを占めているため、肌のバリア機能と保湿機能を補うよう働きます

 

その分子構造は人間の皮脂ととてもよく似ているため浸透性が良く、さっぱりとしていて脂っぽい感じはほとんどありません。

 

また、ワックスのため非常に酸化・変質しくい特徴があります。

 

一説には、純粋なホホバオイルの期限はほぼ無制限(20年)といわれているほどです。

 

ホホバオイルの凝固点は7℃前後なので低温で固まりますが、11~12℃で再び液体になり、その際品質が劣化するようなことはありません

 

未精製のホホバ油と脱色・精製した透明のものがあります。

 

未精製のものは精製したものよりも保湿力が高く、黄金色のオイルの中には多くの美容効果があるといわれます。

 

ポイント

精製されたホホバオイル

  • 無色無臭でくせがなくアレルギ―を引き起こす可能性が低い。
  • 化学物質の溶剤が残留している可能性はある。
  • 精製過程により価値の高い油脂微量成分が損なわれている。

 

ポイント

未精製のホホバオイル

  • 黄金色でかすかな甘い香りがある。
  • 栄養価は豊富。
  • 含まれる不純物により敏感肌を刺激する可能性がある。

 

実が収穫できるようになるまで5~6年かかるため高価なオイルです。

 

メモ

先住民たちはホホバオイルを100年前から知っていた

昔から北米やメキシコの先住民は、このオイルを「金の液」と呼んで、砂漠の強い日差しや乾燥、砂嵐から肌を守ったり、傷んだ皮膚や髪の手入れをするために利用してきました。

スペイン人は1789年に「実を搾って得られるオイルは病気を治すのにとても良い」との報告をしています。

 

学名:Simmondsia chinensis(シンモンドシア キネンシス)

科名:ツゲ科

主な産地:メキシコ、アメリカ南西部、イスラエル など

抽出方法:種子を常温もしくは低温圧搾

色:未精製のものは黄金色。精製したものは無色

浸透性:とても良い

感触:滑りがとてもよく、さらっとした使用感

香り:

精製ホホバ油は無臭。

未精製だとかすかな甘い香りがある。

用途:ヘアケア、スキンケア全般。

使用期限の目安:開封後、8か月~1年以内

肌質:あらゆる肌質に向く

オイルの成分(目安):

高級脂肪酸と高級アルコールからなるエステルが主成分。

微量成分(ビタミンA、B、E、カロチノイド、ミネラル、アミノ酸)

 

 

オイルとワックスの違いとは?

 

ホホバオイルは常温で液体であり、見た目には植物油と変わりません。

 

ワックスは植物油と全く異なる化学構造を持っています。

 

ワックスは300度まで加熱可能で、冷蔵庫では固形化し、室温に戻すと再び液状に戻ります。

 

最大のメリットは、安定性と耐温性が高く、品質を長く保てること。

 

なお、ワックスはヒトの消化酵素で分解できないできないため、食べることはできません

 

参考

植物油:脂肪酸とグリセリンのエステル

ワックス:不飽和脂肪酸と脂肪アルコールのエステル

エステル:酸とアルコールとから水がとれてできる化合物の総称。

高級脂肪酸:分子中の炭素原子数が多い脂肪酸。

高級アルコール:分子中の炭素原子数が多いアルコール(通常炭素数12以上のもの)。

 

 

鯨蝋の代用品として注目されたホホバオイル

 

米国が日本に開国を迫った理由の一つに捕鯨船の中継基地の設置が挙げられています。

 

ホホバオイルはマッコウクジラ油(鯨蝋げいろう)の代用品として注目され、化粧品とヘアケア商品に加工された経緯があります。

 

鯨蝋は、マッコウクジラなどのハクジラ類の頭部から採取した白濁色の油です。

 

高級蝋燭ろうそくや石鹸の原料、灯油、機械油(特に精密機械の潤滑油)として使われていました。

 

かつてはこの鯨蝋を目的に大量のマッコウクジラが乱獲されました。

 

70年代の半ば以降、鯨蝋の化粧品への使用は禁止されています。

 

そのため、鯨蝋と同様に素晴らしいスキンケア特性を持ったホホバオイルが代用品として注目されました。

 

米国では18世紀から19世紀にかけて盛んに捕獲し、アメリカ大陸近海ではマッコウクジラが取れなくなってしまったほど。

日本に開国を迫った理由の一つに捕鯨船の中継基地の設置が挙げられていますが、日本に近い西太平洋地域に大規模な群れがあるのを発見したからだという説があります。

 

 

ホホバオイルの美肌効果

 

ベビーマッサージでは精油は使えません。植物油のみを使用します。

 

酸化しにくく低刺激で肌質を選ばないため、赤ちゃんから大人まで幅広く使われています。

 

むらなく肌に伸びる軽くさっぱりとした感触ですが、速やかに皮膚に浸透してケア効果が持続します。

 

水分や皮脂のバランスを調節し、皮脂膜を整え、刺激や乾燥で過敏になった肌やかゆみ、炎症を起こした肌に抵抗力を与えます

 

ビタミンEを含んでいるためしわ・妊娠線を予防するほか、傷跡を残りにくくします

 

単品でも使えますが、ブレンドすることで酸化を防ぐのに役立ちます。

 

先住民たちはまた、日焼け止めとしてもホホバオイルを活用していました。

 

ココがおすすめ

  • ビタミンやミネラルなどの栄養が含まれている。
  • 角質の硬化を防ぎ、肌を柔らかくきめ細やかにする。
  • 皮膚呼吸を促進して新陳代謝を助ける。
  • 揮発性がなく精油を皮膚内部へ浸透させる。
  • 酸化、変質しにくいので安全性が高い。
  • 全ての肌質に向き、アレルギー肌、敏感肌にも使える。
  • 抗炎症作用があり、炎症、ニキビに使える。
  • 保湿作用があり脂性肌、老化肌に向く。
  • 皮脂バランスを調整、炎症を抑え、シワ・シミを防ぐ。
  • さっぱりとして使い心地だが、浸透性が高く保湿の持続力がある。

 

 

ホホバオイルはどんな使い方ができる?

 

加熱に強く酸化しにくいため、ミツロウクリームや香油を作るのにも最適です。

 

フェイシャルからヘアケア、クラフトまで幅広い用途に使えます。

 

関節炎や日焼け、湿疹、おむつかぶれのお手入れに最適で、シルクのような感触を持ち、単独で使えるところも魅力です。

 

粘性が高かったり香りが強いオイルは単品では使いにくく、別途ブレンドのためのオイルが必要になります。

 

全ての肌質に使うことができ、肌を柔らかくする作用や保湿効果があり、アロマトリートメントによく使用されます。

 

浸透性が良くて扱いやすいため、重たいオイルもホホバオイルと混ぜると、全体の滑りが軽くなり使いやすくなります。

 

紫外線から肌を守る作用もあり、また、脱毛後、日焼け後などの敏感な状態の肌の鎮静にも使えます。

 

頭皮に刷り込んでからシャンプーすると育毛効果が期待でき、髪につやを与えます。

 

ヘアケアに長くホホバオイルを利用してきた先住民にははげがいないという迷言(?)もあります。

なお、上記の使い方においてはリンスは不要です。

 

沸点が非常に高く熱を加えても劣化しにくいため、湯煎でミツロウを溶かしたりする場合にも最適。

 

ミツロウクリームなどの手作り化粧品の材料として最も使いやすく、抗酸化作用が強いオイルです。

 

 

スカルプケアの方法やその際の精油選択について、詳しくはこちらでご紹介しています。

 

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スイートアーモンドオイルとの違いは?

 

ホホバオイルとスイートアーモンドオイルの最も大きな差は保存期間です。

 

最初に使いやすいオイルとしては、スイートアーモンドオイルとホホバオイルが挙げられます。

 

ここでは、2つの違いを見ていきます。

 

共通していること

  • あらゆる肌質に向く
  • 単品でもブレンドでも使える
  • マッサージに最適
  • 抗炎症作用・柔軟に保つ効果
  • ヘアケアに使える
  • 紫外線対策になる

 

 

【アーモンドオイルのメリット・デメリット】

  • 比較的価格が安価
  • 酸化には注意が必要(開封後4か月以内)
  • ホホバオイルよりメラニン生成抑制作用は強い

 

【ホホバのメリット・デメリット】

  • 加熱に強い(手作りコスメに最適)
  • 酸化しにくい(開封後8か月~1年以内)
  • 皮脂分泌調整作用がある
  • スイートアーモンドオイルと比べ高価

 

スイートアーモンドオイルの詳細については下記ページをご確認ください。

 

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ベビーマッサージには最適なのは?
ベビーオイルもあわせて比較

 

ベビーオイルの主成分はミネラルオイルで酸化しにくい利点はあります。

 

ベビーオイルはほとんどがミネラルオイル(鉱物油)でできています。

 

ココがおすすめ

ミネラルオイルのメリット

  • 皮膚に塗ると保護剤として優秀
  • 最も安定性が高く、皮膚刺激が少ない。
  • 酸化しない(品質保持期間が長い)。

 

ココに注意

ミネラルオイルのデメリット

  • 植物油脂のように肌に浸透せず皮膚の上に膜を作ったままとなるため、肌の臓器としての機能を妨げる。
  • 長期的に使うと新陳代謝が落ちる。
  • 石油由来の成分で分解・代謝されにくい。
  • 皮膚内部の油分を吸着して乾燥を招き、肌トラブルを引き起こす原因となる。

 

植物油は鉱物油と異なり、皮脂に近い成分が多く浸透性が高く、また皮膚常在菌のエサとなり菌のバランスを保つのにも役立つメリットがあります。

 

そのため、ミネラルオイルよりは、スイートアーモンドやホホバオイルがおすすめ

 

なお、植物油は酸化する点に注意が必要です。

 

酸化しにくい点とナッツアレルギーを考慮すると、ホホバオイルがベストだと思います。

 

ナッツアレルギーの方がスイートアーモンドオイルを使用する際は、パッチテストを行うよう推奨されています。

 

酸化したオイルは肌トラブルを原因になります。

最初はしなかった脂臭さを感じたら要注意。

酸化したオイルは使用しないでください。

特に酸化の進みやすいオイル(不飽和脂肪酸の多いオイル)は、高温多湿の環境に置くと通常よりオイルの酸化が促進されてしまいます。

植物から搾った時の年月日を確認し、開封後はなるべく早くめに使い切るようにしましょう。

 

なお、カレンデュラオイルもベビーマッサージに使われることがありますが、商品化されているものは酸化しにくいオイルで作られているようです。

 

カレンデュラオイルについては下記のページでご紹介しています。

 

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参考

1970年代、合成着色料(発がん性物質の赤色219など)とミネラルオイルに含まれる残留物によって色素沈着が発生するリール黒皮症(女子顔面黒皮症)が社会問題となったことがあります。

以降、精製技術が改善され、純度の高いミネラルオイルが作られるようになると残留物によるアレルギーの可能性は低くなりました。

しかし、ミネラルオイルが新陳代謝を妨げることには変わりありません。

 

 

【必読】アロマテラピーのルール

 

精油を用いる(アロマテラピーを行う)場合は下記を守りましょう。

 

アロマテラピーのルール

  • 原液を皮膚につけないようにしましょう。
  • 精油を飲用しないようにしましょう。
  • 精油が目など粘膜部分に触れないようにしましょう。
  • 火気に注意しましょう。
  • 子どもやペットの手の届かない場所に保管しましょう。
  • 定期的に使用状況をチェックしましょう。

 

また、お子様や高齢者、妊娠中の方には考慮していただきたい項目がありますので、こちらをあわせてご一読ください。

 

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おわりに ホホバオイルのスキンケア効果を活かそう

 

ホホバオイルは嬉しいスキンケア効果がたっぷり

 

ホホバオイルは初めての方におすすめできる1本です。

 

「オイル」と呼ばれますが油ではなく液体ワックスであり、とても持ちが良いという特徴があります。

 

また、低刺激でありベビーマッサージにも最適です。

 

ココがおすすめ

  • ビタミンやミネラルなどの栄養が含まれている。
  • 角質の硬化を防ぎ、肌を柔らかくきめ細やかにする。
  • 皮膚呼吸を促進して新陳代謝を助ける。
  • 揮発性がなく精油を皮膚内部へ浸透させる。
  • 酸化、変質しにくいので安全性が高い。
  • 全ての肌質に向き、アレルギー肌、敏感肌にも使える。
  • 抗炎症作用があり、炎症、ニキビに使える。
  • 保湿作用があり脂性肌、老化肌に向く。
  • 皮脂バランスを調整、炎症を抑え、シワ・シミを防ぐ。
  • さっぱりとして使い心地だが、浸透性が高く保湿の持続力がある。

 

ホホバオイルの美肌効果をぜひスキンケアに活かしてみてください。

 

 

 

メルヴィータのビオオイルについてはこちら(外部リンク)



 

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